葛藤をもてはやすフランス人たち
こんばんは!
Machinakaです!!!
今回批評する映画はこちら
「銀魂」
とうとう来ちゃったよ! 漫画映画史上最大の話題作、、いや問題作が!!!
正直、これほど見るのが怖い映画はないぜ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
日本を代表するキャストで固められたこの映画。小栗旬が坂田銀時になって登場だっ!
それでは映画「銀魂」批評、いってみよーーー!!!!!
[あらすじ]
・「週刊少年ジャンプ」連載の空知英秋原作による大ヒットコミックを、小栗旬主演で実写映画化。テレビドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一がメガホンをとり、宇宙人に支配された江戸で万事屋を営む侍・坂田銀時と仲間たちの活躍を描く。
・江戸時代末期、宇宙から襲来した「天人(あまんと)」が日本を開国。天人の台頭と廃刀令により、侍は衰退の一途を辿っていた。そんな中、未だに侍魂を堅持する風変わりな男・坂田銀時は、廃れた剣術道場の息子・新八や、戦闘種族である夜兎族(やとぞく)の少女・神楽と出会う。彼らが営む万事屋の周囲では、次から次へと事件が巻き起こり……。
・万事屋メンバーの新八役を菅田将暉、神楽役を橋本環奈が演じるほか、新八の姉・妙役に長澤まさみ、攘夷浪士・桂小太郎役に岡田将生、真撰組・近藤勲役に中村勘九郎、銀時の宿敵・高杉晋助役に堂本剛と豪華キャストが集結。
[ちょうど1年前に、この映画知った夜?]
実は銀魂の実写化を知ったのはちょうど1年前くらい。
漫画・アニメの銀魂を好きな私にとっては、衝撃的でした、悪い意味で。
杉田智和以外の坂田銀時は認めねぇ!! それくらいハマリ役だった杉田智和を差し置いて、何で小栗旬が銀時になってんだコラァァァ( ゚ ▽ ゚ ;)!!!
神楽ちゃんが橋本環奈って、ハードなアクションこなせるのかコラァァァぁΣ(~∀~||;)!!!!
ダメだ、銀魂だけは実写化しちゃいけない。絶対に、、、、
日本中のファン、いや世界中のファンが銀魂実写化に否定的でした。もちろん私もそう。
そして実写化情報から1年経ち、いよいよ映画が迫ってきた私の気持ちを代弁する歌がこちらです。
何でもないようなこと(アニメの銀魂)が、幸せだったと思う。
何でもない夜のこと、二度とは戻れない(銀魂実写化を知った)夜?
銀魂の実写化を知ったというもの、何だか胸がざわつき、ソワソワしていました。
最初に知った時の衝撃を正直に書いたのが、こちらの記事です。
はい、実は公開より1年前にすでに映画批評していたというね! おそらく世界一速い批評だったよww
実写化情報が明らかになったのは、実はジャンプのとある表紙なんですよね。
この時は半信半疑でどうしようもなかったなぁ、、
大反対してましたよ、、、
はい、ということであらすじは終わり!
ここまでは映画を見てない私。
正直ね、まだこの映画を見るのが怖い。
アニメ版での杉田智和さんの声が、坂田銀時に染み付いてるから。そして小栗旬のこと、あんま好きじゃないからwww
大好きな銀魂が崩れてしまうから、一度見てしまうと、今までの銀魂に歪みが起きてしまうから。
でも俺は決心した。1映画ブロガーとして、1銀魂ファンとして、あえてこの映画を見ないといけない。
そして昼休み中の職場のトイレの中で映画チケットを買った。昼休み中はトイレが大人気なのに、待たせてゴメンよみんな。
みんなが腹痛と格闘する中、俺は俺で銀魂観るかどうか心の葛藤があったんだよ。ゴメンよみんな。
はい、というわけで銀魂を見る決心をした俺、ついにシネコンに降り立つ!!!
そして、、見てきたよ! 無事に見終えたよ!!
ということで、ここからが映画を見た私の感想でっす!!!!
[映画の感想]
日本人はマナーを大切にする。
しかし、マナーや周りの空気に配慮しすぎた結果、電車の中ではお喋りはオッケーなのに通話は禁止という謎なルールさえ常識になっている。
そんな過剰なマナー遵守が進み続けた結果、日本の映画館は世界一静かで有名である。
しかし、コメディ映画であっても笑うことを禁じてしまうのは、これはマナーではない。コメディ映画に対して失礼で逆にマナー違反だ。
そんなことさえ分からないマナー中毒者のニッポンジン達。今日もネットで小鳥のさえずりを響かせてるんだ、映画ファンの俺からしたら本当に迷惑だ。
俺は面白い映画は爆笑して敬意を表す。しかし、ニッポンジンはそんな俺を敵対視する。
木場の映画館でデッドブールを観た時、劇場で一人笑ってたら後ろの席のニイちゃんに椅子を蹴られた。
日本橋でアイアムアヒーローを観てる時、一人で爆笑してたら横に座ってた真顔のオヤジと小競り合いになった。
コメディ映画は笑うべきだ、面白い映画は笑うべきだ。それが映画に対する敬意であり真のマナーだ。これが世界の常識だ。だから、俺は間違っちゃいねぇ。
ガラパゴス日本、シネコンで爆笑できる一本、をマナーにゾッコンして黙るんじゃもうオワコン。
そんなラップまで作れてしまうほど、日本の映画館はコメディ映画に向いてない。
そんなおバカなマナーがまかり通る日本の映画館が、今日変わった。
最もマナー遵守が厳しい大衆映画館、CHINECONで爆笑が起こった。
ここは日比谷シャンテでも武蔵野館でもないのに、観客が死ぬほど笑ってるんだぜ!!
シネコンの観客が爆笑してることに、爆笑しながら感動した俺。
今日この日この場所で、日本の映画館が変わったよ!!!!
日本の映画館は銀魂が変えた。日本映画の実写化映画であれほどの爆笑と熱量は感じたことない。
銀魂よありがとうーーー!福田雄一監督、、いや福田雄一先生ありがとう!!!
あなたにしか作れない、テレ東流「銀魂」の再解釈をやってみせた意欲作は大大大傑作になったぞ
!!!!
Tジョイ品川にて「銀魂」鑑賞。 いやぁ!まさかまさか、この映画を大絶賛するなんて思わなかった!!!! 福田雄一監督、ありがとうございます! そしてバンダイナムコありがとうww 原作、アニメを超えるパロディネタの数々、これが映画の力! まるでデッドブールを見ていたようだ、大大傑作!
何に一番感動したかって、あれだけ静かな日本の観客が声を上げて笑ってたこと。シャンテでも武蔵野館でもあんな笑い声は起きないぞ。しかもよりによって品川のシネコンでお笑いライブみたいな爆笑が起こったんだぜ!? 原作知らない映画ファンにとっても最高の映画体験になること間違いなし!!
[サイコーのオープニングからスタート]
始まりが本当に最高で!!!
最初は銀魂の原作第1話をリアルになぞって描いているんですけど、喫茶店でバイト中の新八に対して、バイトの先輩がネチネチ悪口を言ってるんですけど、そのバイトの先輩を演じるのはやべきょうすけで!!おそらく山田孝之のバーターなんですけど笑
やべきょうすけが本当に嫌な奴を演じてて、この瞬間に、モブキャラでもやべきょうすけを使っててちゃんと演技出来てて、熱の入りようが違うなぁと思ったのですよ。
で、原作を読んだ人なら分かりますが、新八が宇宙人にボコられるところを銀さんが助けて一件落着ですよね。
今作も全く同じ内容で、銀さんが助けて一件落着、、、というところで、まさかの衝撃的な展開が待ってますwww
これはネタバレ出来ませんが、銀魂でもよくあったオープニングをいじるっていう手法で。。
映画で言えば、「レゴムービーバットマン」でしょうね(*^▽^*)
同じくワーナー映画ですけど、タイトルクレジットで遊ぶなよwww
その次に、新撰組の隊長である近藤勇が出てくるんですけど、、、、、
あんなに笑ったことはないってくらい笑ったwww
近藤勇といえば出オチかっていうくらい変な登場シーンが多いんですけど、、、、
その中でも印象的な、、、あの登場シーンで近藤勇を出してくれますから≧(´▽`)≦
[全員、芸人]
今回は超豪華キャストで映画を彩ってるんですけど、、、
ここに登場している役者のほぼ全員が、芸人みたいなリアクション芸を披露するんですよねwwww
小栗旬、菅田将暉、橋本環奈のメインキャストはもちろん、室さん、安田さん、そして長澤まさみのボケもたくさん観れるとのことで、おそらく長澤まさみがあんなに笑いに徹してる作品は、なかなか見れないかと。
で、このキャスト見るとわかるけど、漂う「勇者ヨシヒコ」感、「変態仮面」感、、、、
全員、悪人。ならぬ全員、芸人なんだよねワーイヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノワーイ
特に、今回は顔芸が凄い! 凄いってか、、酷いwww
この顔芸が映画の面白さを引き立てたとも言える。
殴られるシーンで止め絵になって、イケメンな菅田将暉が超変顔してるところがじーーくり分かるようになっているという親切設計(* ̄Oノ ̄*)
長澤まさみの変顔も見れますよww
[福田雄一先生が目指した銀魂は、等身大の自分で作る時代劇コメディ]
銀魂ということでビッグバジェット、様々な企業が出資をしているということで、普通なら監督の好きなようには作れないものです。
でも、制作幹事であるテレビ東京と集英社は福田雄一という男に任せた。これが大傑作になった一番のキーだなぁと思うのです。
銀魂ということで、漫画・アニメで既に完成された作風がある中で、、、
福田監督は、等身大の自分で出来ることを考えて、やり抜いた!
みんなにとっては銀魂実写化だけど、福田監督にとっては時代劇コメディなんだと思う。たまたま銀魂という設定が乗っかっただけで。
だから、同じく時代劇ということで、、、
中身はまるで「勇者ヨシヒコ」なんですよ。
全編にわたってクロマキー合成で、ちょっと雑なCGなんですけど、テレビ東京が作ってると思えばそんなに違和感もなくて、、、笑
どうでもいい小ネタやいざこざが劇中に入るんですよね、勇者ヨシヒコって。
それと同じく、銀魂も真面目なところでどうでもいいシーンが入るんですよね。銀魂の場合、やりすぎてそれがメインになっちゃいますけどw
だから、もともと勇者ヨシヒコと銀魂の作風は非常に近いところがある。
勇者ヨシヒコはどう考えてもドラクエのパロディだし(・∀・)ニヤニヤ
で、もともと福田雄一監督は何をやってきたかというと、パロディに特化したグダグダコメディなんですよね。
「変態仮面」でも「スパイダーマン」の映画をパロって散々ふざけてたし、「勇者ヨシヒコ」なんてドラクエだし、、、
銀魂をやるにあたり、福田雄一という監督は逸材だったと思うのです!
でも、1年前はそんな当たり前なことすらも忘れて、ひたすら「実写化やめろ!」って怒ってたなぁ、、、、
とにかく、もともと監督の作風に合った題材が見つかり、それが映画化されて、これほど嬉しいことはありません(^◇^)(-^□^-)。
[映画だから出来るパロディネタの数々をご紹介]
そして、今作の一番の肝の「パロディ」ですけど、まるでデッドプールを見ているような、贅沢でおバカなコメディでございました( ゚∀゚ )ハァーハッハッ!!
まさか著作権に厳しく自主規制が大好きなテレビ局主導の映画が、これほどのパロディをやってくれたのは珍しく、嬉しい!!!
しかし、ネタが分かってないと面白くないのは明らか、、、
銀魂を見てパロディで笑えないほど悲しいものはない。
ということで、ネタバレギリギリの範囲で映画で使われたネタをご紹介していきますー(^∇^)
ただ、ネタを知りたくない方は見ないでくださいね!
それでは行きまーす!!!!!
いや、アムロ、いっきまーす!!!(・∀・)ニヤニヤ
[CDTV]
TBSで毎週放送されている音楽番組。
バーチャファイターを彷彿とさせる雑なCGを未だに使いながらも、音楽情報は最新というアンバランス感がウリ。
ちなみに、めちゃイケでもパロディしてたね。
[赤い彗
星の、、、、]
誰もが知るファーストガンダムで、シャア・アズナブルが乗回す専用機。
通常のザクより3倍の機動力を誇り、その速度と戦闘力にちなんで赤い彗星と呼ばれる
[◯の谷の、、、、]
言わずと知れた世界の宮崎駿の作品。
誰もが駿を恐れ、パロディを自粛するレベル。
劇中のセリフを引用すれば、「踏み込んではいけない領域に入った」
[大食い王決定戦]
テレビ東京にて不定期に放送されるテレビチャンピオンシリーズ
赤坂尊子、小林尊、ジャイアント白田、ギャル曽根、、数々の大食いタレントたちを輩出した番組。
以上です! みんな銀魂を楽しんでくれ!!!!!