山Pのアンテナ

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前回記事は・・

コードブルー

第一回　視聴率良かったみたいですね

安定のガッキー

戸田恵梨香

そして

比嘉愛未

みているだけで

画面が華やかなドラマ・・

おじさん的に

直球ストライクです

とても

視聴者を引き込む作りで

グイグイくるのですが・・

しょっちゅう妊婦さんを

現場で産ませてしまうの

やめてほしいなあ

と

産科医的には

思ってしまいますが・・

産科医だもの・・

さてさて

今回はコードブルーにも絡めて

研修医に

産婦人科を勧める理由！

②：本気の救急をやりたいなら産婦人科だ！

これなんですよ！

これ

救急診療科って

研修医からはかなり人気があります

手技が沢山できるし

アドレナリンが上がるような症例が

沢山経験できるから

こんなにいろんな経験が積めるなら

救急診療科に行こうかなあ

って思う人が多いです

ただ

コードブルー第一話の

山Pのセリフにもあったように

「救急の手技はある程度取得して

今は脳神経外科の方が刺激的」

っていうように

比較的早期に技術は習得してしまうし

症例に関しても

助かるものは助かる

助からないものは助からない

みたいな側面もあります

しかも

アドレナリンが出る症例

つまり

一刻も争う場面

瞬時の判断が求められる場面

そして、その判断で

究明できるかどうか決まる場面

もうこれは

断然産婦人科が多い！！

と言い切っちゃいます

産科救急

というのは

一般的な救急診療とは

別ものと定義されます

他の科と異なり

産科のみの救急対応

産科のみのガイドライン

が別に設定されています

産科ガイドラインについて

本当に簡単に説明すると

産科救急は

信じられないほど早く出血するよ・・

危ないときは

即座に輸血を判断しないと

患者が失血死するよ・・

もちろん

できるだけ赤ちゃんも

救命しなさいよ

みたいな感じです

臨床的な話をすると

輸血決定の判断は

救急診療科よりも

産科医の方が早いです

しかも

その場をなんとかしのぐ手段には

相当慣れています

１０Ｌ・２０Ｌの出血も

産科医は結構経験しています

輸血を５０パック以上

投与し続けることも

年に数回はあります

しかも

判断が３０分程度遅れたら

患者が亡くなる可能性も高いです

総合病院とかだと

救急診療科と産科合同で

産科救急対応の練習や勉強会を

行うこともありますが

産科救急の

出血対応を救急診療科に説明すると

は？？

そんなに強引な輸血するの？

みたいな反応をされたりもします

しかも赤ちゃんを助ける状況の時は

・数分で診察・救命判断

・３０分以内に帝王切開で赤ちゃんを救命

・手術開始から児娩出までは１分かからない

・その後新生児救命と母体に対する適切な処置

ちなみに

ガチな緊急帝王切開の時の開腹手技は

エヴァンゲリオンが

敵の腹を?っ捌くかの様に

恐ろしく荒々しくて

おそらく真っ当な外科医が

これを見たら

卒倒するレベル・・

さらに救急診療科と異なるところは

元々高齢の患者さんや

基礎疾患が沢山ある患者さんで

亡くなっても致し方ない・・

みたいな状況ではなくて

ほとんどの妊婦さんは

まさか自分が命の危険にさらされるとは

思っていない状況です

基本助けなきゃいけない

その中で適切な判断をする

産科医療の醍醐味であり

とても怖い部分でもあります

さあ

アドレナリンが出まくって

ゾクゾクしたい研修医は

産婦人科へ！！

こんなプレゼンで

くるわけねえだろ！！

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静岡県浜松市浜北区 行政書士のさえこです。