復活 人生をごいっしょに
今回のご依頼は分解後に余った「ワッシャー」のお取り付けです。
まず初期点検では「回転時の異音と大きな振動」・「クラッチが固い」
「レベルワインドキャップの腐食」・「ドラグを緩めるとハンドル逆転」以上が気になりました。
それではメンテナンスレポートです★
まず外観で気になった「レベルワインドキャップ」
塩で腐食し破損していますね。
こちらはパーツ交換が必要です。
そしてギアボックス内部。
内部状態として塩の結晶が多く感じました。
インナーチューブが逆さに組まれておりましたので、後程お戻し致します。
ハンドル逆転はこれで解消されそうです。
次に「ストッパーパーツ」
こちらは組み込み時に歪んで入っていたために大きく変形しています。
このパーツが干渉することで振動が出ていたと考えられますね。
次に音だしパーツですがここには小さなバネが入ります。
だ分解した時点でパーツ欠品していたのでパーツ注文となります。
ギア下にはもう1枚「座金」が必要ですが欠品しておりました。
※お持込頂いた分とはまた別です※
メインシャフト下は塩でベアリングが固着状態。
ベアリング交換と塩除去を行います。
ベアリング交換で回転もよくなります。
レベルワインドですがこれは塩の結晶を取り除いた状態です。
結晶は硬化しておりましたが、オイルに浸けた後丁寧に取り除きました。
これでパーツ復活です。
コストを抑えることができてよかったです。
クラッチ周辺パーツ。
塩が隅々まで入り込んでいます。
これからきれいにしていきますね。
まずはパーツ類を全て分解し1点ずつブラシ洗浄を行います。
汚れは塩の結晶が非常に多く出てきました。
フレームも丁寧にブラシ洗浄済みです。
ベアリングですが合計2個交換済みとなります。
クラッチパーツ類はグリスにて仕上げていきます。
ギアのグリスアップもOKです。
ギアノイズ緩和のため、ギア部は粘性の高いグリスを使用しております。
スプールベアリングは異常なしです。
洗浄後ザルスオイルを注油しました。
最後に組み上げ作業終了となります。
パーツ欠品や破損はありましたが、一番重要なギアはダメージなく抵抗を掛けてもスムーズな巻き心地です。
パーツ破損・欠品パーツが下記となります。
・スプリング
・ドラグワッシャー
・ストッパー
・レベルワインドキャップ
ベアリングはザラ付き・錆のため2個交換済みです。
以上でメンテナンスレポートを終わります♪
復活 子を持って知る 親の預金
こちらも3年ぶりに復活。
リールもグリップ入って1番コンパクトなサイズ。
無骨にリベット打ちっぱなし。
ステンレスのヒンジは丈夫です。
ずっとやりたかった事は夜にするお盆です。