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5人の東方神起の曲で忘れられない曲がある。
「With All My Heart~君が踊る、夏~ 2010」だ。
5人の解散が噂され、avexからは、5人のデビュー以来のアルバムやDVDの再版が続き、解散が濃厚だと思われる中で、9月公開の映画の主題歌として発表された。
当時のことは、今でもハッキリ記憶の中にある。
音源だけが、発表され、貪るように聞いた。
必ず新曲につきもののPVがなかったからだ。
音源だけで聞くこの曲は、それまでのバラードの集大成とも言えるほど、5人の特色を把握した曲だった。
フレーズごとに振り分けられた声が、多彩な色を奏でる。
今、あらためて聴き直すと、5人それぞれの役割分担がハッキリしていた。
そして、その声の色に合わせたフレーズの作りで、見事に構成された一曲になっている。
この曲は、実際には5人で一緒に録音したのではない。
2009年年末、紅白を始めとする歌謡番組に出演するために戻ってきた時、既に2人と3人に別れていた彼らが、別々に収録作業を行い、それを後日、一つのものに作り上げたものだ。
東方神起の曲には、それまでも一人ずつの声を録音して、それを重ね合わせるという手法で作られているものが多い。
だから、彼らにとっては、いつものスタイルだったのかもしれない。
ただ、そこにメンバーが実在しないという事実を除けば……。
3人だけが、avexと専属契約をしても、なおかつ、5人の復活に期待を寄せる人は多かった。
9月に公開される映画の主題歌を歌うということは、復活を願うファンにとっては一縷の望みのようなものだったと思う。
そんな中で、7月にこの曲のDVD付き映画鑑賞券が発売されたのを覚えている。
自宅近くのローソンに買い求めに行った。
そして何度も何度も聴いた。
聴き直した。
曲全体の色調も好きだったが、
サビの部分でのジェジュンの「会いたくて、ずっと君思うよ」のフレーズの彼の声が忘れられなかったからだ。
彼の歌声が余りにも切なかった。
彼のファンになって、彼の歌声の中で、最も惹かれた歌声がそこに収録されていた。
その夏は、映画館で、この映画の予告編を観るたびに彼のこのフレーズの歌声が聴こえていた。
私が、この映画を観に行ったのは、日本活動が打ち切られた後だった。
映画の中で、流れるサビの部分の彼の歌声を聴きながら、もう日本で二度とこの歌声を聴くことが出来ないのだと思うと堪らない気持ちになったのを覚えている。
夏が来るたびに、この歌を思い出す。
いつも彼の歌声が耳の中に蘇る。
忘れられない。
私にとって、2010年の夏は、この曲と共に忘れられない夏になった。
※
今年も「よさこい」の季節が来ました。
この歌を聴きたくて鑑賞したこの映画の完成度は高いものだったのを覚えています。
今でもこの歌と共に心に残る映画です。
この歌の動画を検索していて、二人の東方神起が、この曲を歌っているのを知りました。
素直に羨ましいと思いました。
新しいファンには、そうやって、二人の歌声の曲として記憶されていくのでしょう。
多くの楽曲が、新たなハーモニーと共に記憶を上塗りされていくようで、少し切なかったです。
今日は、ジェジュンが帰ってくる。
どんな些細な理由でもいい。
彼が日本にいる。
それだけで、構わない。
私は、彼に、会いたい。
この歌詞のように……
ただ会いたいのです。