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『プライマリーバランス黒字化というという毒針(後篇)①』三橋貴明 AJER2017.7.25
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フランスのマクロン大統領の支持率低下が止まりません。
調査会社Ifopの世論調査によると、マクロン大統領の支持率は6月の65%から、直近では35%と、一気に30ポイントも低下しました。
『仏マクロン大統領、支持率急落 歳出削減で反発招く? 就任3カ月、内政つまずく
フランスのマクロン大統領が14日で就任3カ月となる。大統領選、議会選と快勝して政治基盤を固めたが、足元では支持率の低下が著しい。支持率は4割を下回り、不人気とされたオランド前大統領の就任後の同時期を下回った。歳出削減に本格的に着手し、国民が反発している。外交で存在感を示すマクロン氏だが、内政では合意形成の難しさに直面している。(後略)』
マクロン大統領の支持率が急降下した理由は、ずばり「グローバリズム」です。マクロン新政権は、グローバリズムの定石通り「緊縮財政」「規制緩和」というトリニティを実行に移そうとしています。
マクロン新政権が歳出を約45ユーロ(約5800億円)削減しようとしている理由は、EUというグローバリズムの国際協定が、財政赤字対GDP比を「3%以内」に抑制することを求めているためです。
財政赤字を3%以内に終わめるため、マクロン政権は各省庁に「歳出削減の費目」を提出するよう求めています。削減ありきで、
「いくら削れる?」
とやっているわけで、まんま日本の財務省とやり方が同じです。
さらに、財政赤字対GDP比3%以内を目指す理由について、
「ユーロ圏内でのフランスの信認につながるため」
と、抽象的な説明がされている点についても、日本とそっくりです。「フランスの信認」とは、一体全体、何を意味するのでしょう。
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もっとも、マクロン大統領の緊縮財政は、「公約通り」ではあるのです。マクロン大統領の公約には、
● 歳出削減で規律維持。5年で600億ユーロの歳出削減
● 5年で12万人の公務員削減。
など、緊縮政策が含まれていました。
さらに、マクロン大統領の公約には「親ビジネスの規制緩和」「法人税率の引き下げ」「労働規制緩和」「国有企業の株式売却(民営化)」「議会の定数削減」などなど、どこかで見たことがある政策がずらりと並んでいました。
さて、マクロン政権はこれまた公約通りに、「親ビジネスの労働規制緩和」を推進しようとしています。具体的には、企業の従業員解雇を容易にする政策になります。
「企業が従業員を解雇しやすくなることで、雇用が増え、失業率が下がる」
という、例のレトリックが使われているわけでございます。
当たり前ですが、フランスの労組は猛反発し、大規模デモが行われる予定になっています。
それにしても、フランス国民はマクロン大統領のグローバリズム路線に対し、明確に反発の意思を示しています。それに対し、我が国では安倍政権の緊縮財政や構造改革への批判が、今一つ盛り上がりません。
なぜなのでしょう。
やはり、日本国民の心の奥底で、
「日本は国の借金で破綻する」
「人口減少の日本は経済成長できない」
「状況を打開するためには、改革しかない」
と、何というか自虐的な発想がたゆたうているように思えてならないのです。
そして、この自虐的発想が大東亜戦争敗北から延々と醸成されてきたことを思うと、日本の「グローバリズム」の病弊は、フランスよりも確実に深刻だと考えるのです。
日本国民が自虐的発想から脱却しない限り、グローバリズムの害悪を排除することはできません。
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