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威圧、いつも二十歳の夏を思い出す。

なんのためらいもなく番号を押して発信しました。オットの浮気相手の実家につながる番号でした。 二度目のコールで、電話に応答がありました。 「もしもし。」 おそらくアユラの母親と思われる人物でした。声の印象では、気さくなおばちゃんというよりは、上品であることを意識したような、気位の高さを想像させる話し方です。娘アユラとは真逆ともいえる雰囲気でした。 私「夜分に失礼します。私、キズナさんの知人でシバフと言いますが、連絡をとりたい用事があって電話しているのですが、つながらなくて。」 母「そうなのですか。はい。」 私「お手数をおかけして申し訳ないのですが、キズナさんにご連絡をお願いできないでしょうか?」努めて軽やかににこやかに話しています。 母「はい。いいですよ。電話するように伝えればいいのですね。」 私「はい。私の番号はご存知いただてます。」 特にいぶかしがる様子もなく、これから娘に電話してみると請け負い、そのまま電話は終わりそうに見えましたが、どこかで警戒はしていたのでしょう。 母「娘の、、どんな知り合いなんですか。」 私「知人を介して、知り合いました。こちらから連絡することになっていたのですが、電話が通じなくて困っていまして…。」 私の中で、どこまで話したらいいのか、なんの考えもないままの電話でした。 母「だったら、あなた直接電話すればいいんじゃないですか?なんでわざわざ実家にまで電話をしてきているんですか?」 すでに母親のトーンは、ヒステリックになりつつありました。 私「すみません。どうしても連絡がつかなかったので、心配になって。」 母「娘は今○○市にはおりませんのよ。××市のほうで立派な仕事もしているですよ。」 私「存じております。」 母「本当に知ってるんですか?娘の仕事。」 私「はい。~~にお勤めですね。」雲行きが怪しくなった母親の態度を落ち着かせるために、持っている情報を口にしてしまいましたが、どうやら逆効果だったようです。ヒステリックさに輪をかけました。 母「娘はもう24歳で立派な仕事を持つ社会人ですが、まだまだ子供です。なんだか娘が怪しいことに巻き込まれてるとなると、私も放っておくことはできません。一体あなたは何者なんですか?何故ここの電話番号をお知りになったの?うちは厳しいお仕事をしていて、個人情報とかそういうことにはとても厳しい、普通のお宅とはちがうんですよ。どうして番号お知りになったの?」 ほとんど支離滅裂となった母親に、妙に納得するものがありました。写真で見る限り、仲の良い家族で、明るくひょうきんに育ったアユラ、それが結婚に関しては、「家族に祝福されないといけない」と古いともいえる価値観を断言していていました。実家にばれることを何よりも恐れていたアユラ。この厳しい威圧的な母親のもとで、価値観を植え付けられて育ったのかもしれません。 そして、母親はやたら、身内に対して「立派」という言葉を使い、「普通のお宅とは違う」とまで言い、自分たちを特別な存在として考えているようです。 あなたの息子がSNSで情報ばらまいてましたと、教えてあげてもよかったのですが、きっとそれではこの母親は手の付けられないくらいのパニックに陥るだろう。かと言って、ウソをつけば後々不利になるかもしれません。 私「おウチのことはアユラさんご本人から聞いていました。突然のお電話で失礼しました。実は娘さんと私の間で、すぐに解決しないといけないことがあって、それで連絡が…」言葉の途中で大きくかぶせてきました。母「何なのですかっ?それは何ですか?」 私の言葉を大きくさえぎり、母親が大きな声で問いただしました。この母親は重い、と思いました。  (※個人の特定をさけるため、登場人物の設定をイメージを損なわない程度にアレンジしています。個人名や固有の名称はもちろん出身・年齢・職業等にも若干のズレを与えています。)   

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母みよこ
3時半に起床して
家事を完璧にこなし
仕事をして
帰ってまた家事を完璧にこなし‥

そんな暮らしが40代?定年まで
続きました。

父に威圧的に支配され
父は母の人間性を否定するので
知らず知らずのうちに
コンプレックスでいっぱいになり
自分で自分にしばられて
余裕がありませんでした。

毎日毎日のルーチンが完璧に決まっていたので
イレギュラーなことを
処理する能力が乏しく
イレギュラーなことが起こると
どうしていいかわからず
お手上げ状態でした。

近所づきあいとか
ママ友とのつきあいとか
そういうことも得意じゃなくて
なるべく周囲との関わりを 
持たないようにしていたようです。

多分ママ友なんて
1人もいなかったと思います。
個別懇談以外の学校行事には
来たこともないくらいでしたね。
人に会うのが嫌だし
煩わしいことが増えるのが嫌だから。

その代わり父カズオは外面がよく
社交的で
近所のつきあいや
町内の行事には率先して
取り組む方だったので
よかったですが。

母みよこは、
ほとほと疲れていたのかも
周りの誰にも相談することもできず
グチをこぼすこともなく
とにかく、
がんばってがんばってました。
仕事と家事を完璧にこなすこと
以外のことには
全く頭が回らないような状況だったかも
しれません。
余裕がなかったんですね。

余裕がなくて私たち姉弟に
寄り添うことをしてくれなかったので、
本当に一生懸命やってるにもかかわらず
母みよこから
愛情を感じることは
あんまりありませんでした。

私たち姉弟の存在もまた
母にとっては
ストレスだったのでしょう。

一生懸命ご飯を作ってくれていても
家族の為に働いていても

もしかして、母みよこは
本当のお母さんじゃないかもしれない、
とずーっとずーっと思ってました

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