威圧で新しい自分が始まる

威圧

威圧組み合わせ自由にエンジョイ

なぜか。 背が高い女性は、ハイヒールが好き。  宝塚のかたがたもそうだったが、イバンカさんやメラニアさんも。 もともとが非常に背が高い。 170センチなど当り前、まったくそれ以上でもひょうひょうとハイヒールをはく。  そのハイヒールは、かるく15センチはありそうなものでも、ひょうひょうとはく。   てことは、190センチの日常世界を歩いているということだ。  いったいどんな景色なのか、どんな気持ちなのか。一度うかがってみたいと思いながら、その機会がまだない。    イバンカさんやメラニアさんは、政治家だったり政治家の妻だったりする。 とうぜん「相手」が存在する。 外交上とても大切な相手だったりする。  小さい人たちだってたくさんいる。 いや、小さい人たちばかりに違いない。    大きいって、威圧できる。 大きい人と会うと、瞬間身がすくむ。   30センチ以上も身長の差がある人と、話すのはしんどい。   身をかがまれるのは、気持ちが悪い。 子供になった気持ちになる。  相手の気持ちを考え、なるべく低くしてお話しましょう。普通はこう考えるだろうけど、まったくそんな気配はない。  ここまでくると、あっぱれともいえる。     それにしても。メラニアさんは、どうしてああいつでもハイヒールはいてるんだろう。   いつでもどこでもハイヒールはいてる。   きっと不幸なんだろうなあ、と思う。 自分自身を高く見せなきゃなんない気持ちなんだろうなあと思う。   東欧に生まれて、モデルをして、金持ちの妻になって、あっちこっち連れまわされて。  ほんとは、そんなことしたくないのかもしれない。   あたしさあ、こんなのいやなんだよ、生まれ故郷のユーゴスラビアの石段に裸足でぺったりすわりたいんだよ、もう。  そんなこと思ってるのかもしれない。   いつも、これはほんとのあたしじゃない、そう思いながら生きてるのかもしれない。  それが「ハイヒール」になってるのかもしれない。これがメラニアさんの武装なのかもしれない。    190センチの視界で、いったい何を見るのか。何を見ようとしてるのか。   永久にそれを体験できない身としては、想像するしかない。                            

かわいい威圧

ドアが開いて、弁護人に続いてアユラが入室したのを、私はうつむいたまま、気配だけで感じていました。  楕円形の机のドア側が、原告と被告、反対側に裁判官たちが座ります。アユラとは並んで座っているのですが、テーブルが楕円のため、私の席は所謂「お誕生日席」で、私からは全員が見渡せますが、他の人からは向いの人しか見えません。特にアユラの席から私を見ようとすると、顔を90度左に向けることになります。 私は努めてアユラのほうに視線をやらないように、裁判官のいるほうを向いていました。 裁判官が和解に至ったことを告げ、そしてアユラと弁護人にいったん退室を促しました。 私への確認事項は、予想通り、被告側からの要望である「私がアユラの親に電話をしない」という約束を和解条項にいれる件でした。  前回は、あれだけ威圧的に感じた裁判官でしたが、今回は私が和解に応じたことで、態度がいくぶん軟化されていました。 「相手の実家に電話をしないというのは約束できませんか?」 口調も前回よりずっと穏やかです。この和やかともいえる空気に少しの未練も残さず、私が答えます。 「約束はしません。私が電話するかしないかは別として、私は約束をしないつもりです。」 木下先生が不安げな眼差しで、ちらりと私を見ました。 続けます。「電話をしようとは思っていません。でも、約束をしてしまったら、アユラさんはきっと、これで私とのかかわりが切れたと思うでしょうから、私は、その安心をアユラさんに与えたくないです。」 ひと息で言い切って、付け加えました。「大人気ないかもしれませんが。」  裁判官は、深くうなづいて「それなら、これはいれないでおきましょう。」と言い、 「被告の謝罪はどうしますか?」と話しを変えました。  謝罪には始めから興味がありませんでした。事実を話すことすら拒んだ人から、カタチだけの謝罪にはたしてどんな意味があるのか。 この日も裁判官側には、3名の若いインターン風の男女が後ろに座っています。この部屋にいる、10名ほどの前で、アユラが「あなたのご主人と不倫をしてごめんなさい」と頭をさげる光景は、 きっと私にとってよい記憶は残らないだろう。   「それはいいです…。必要ないと思います。」と、言ったあと、思い直して付け足しました。「本人がどうしてもというなら、別ですが」。 私たちが退室して、アユラ達が入ってくる番です。隣の控室にはアユラ達がいたので、木下先生は私をその先にある別の控室に連れて行き、一人で引き返してアユラの弁護士に声をかけに行きました。 アユラと顔をあわせたくない、私の気持ちを思っての、心使いがうれしかったです。  控室では、少し前に娘がかかったおたふく風邪について先生が聞いてきました。 「うちの子も小さい時に…」と先生が言うのを聞いて、木下先生が母親であることを初めて知りました。 大切な用事がある時に限って熱を出す子どもの不思議現象について話している間に、先方の弁護士が呼びに来ました。 このあと、和解条項が裁判官から言い渡されてすべてが終わります。 立ち上がって、先に控室を出ようとした木下先生を呼び止め、これまでのことについて改めてお礼とお詫びを言いました。 「和解を伸ばし伸ばしにしたことや、先生が必死で努力してくださっていたのに、失礼ばかりですみませんでした。」 木下先生はにっこり笑うと、「さぁ、行こう。これで終わりや。」と言ってドアを開けました。     

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